2014 Formula E Putrajaya ePrix

「Formula 1(F1)」といえば誰しもが一度は名前を聞いた事があるであろう世界最高峰の自動車レースの事であるが、「Formula E」という「電気自動車」のレースが存在しているという事を知ったのは最近の事である。

よく分からない「Formula E」だが、「Putrajaya(プトラジャヤ)」の一般道を改造して「Formula Eの市街地レース」が開催されると言う事を知ってしまったからには、それを観に行かないという選択肢にはボクにはない。プトラジャヤはピンクモスクやアイロンモスクの撮影で幾度となく訪れている街だからよく知っている。どんなマシンが、どのように走るのか、そしてどのような撮影条件で撮れるのか全く分からないが、とにかく行ってみる事が大事だろう。

おそらくF1に比してマイナーな自動車レースとは思うが、その電気自動車を駆るドライバーはかつてF1界で活躍したスターが、「Formula E」に活躍の場を写しており、熱心なファンは「Formula E」に駆け付けて応援している。実際、「○○○が居た!うぉおおお〜すげぇ!」と興奮している人がいたりして(※ボクは一人も知らない)、このレースに参戦している選手ってすごい人達なんだろうなぁって事を実感させてくれる(佐藤琢磨選手もFormula Eに参戦しているそう)。

ところで、完全に私事だが、ここ最近「スランプ気味」で自分が納得いくカットを撮れていない。先日のシンガポールの夜景撮影では「ヘイズ」と呼ばれる煙害に見舞われてツキもない。だからこそ、このスランプを打破するためにはとにかく撮るしかないだろう。と、言う訳で「2014 Formula E Putrajaya ePrix」観戦に行ってきたので下記にご紹介したい。

装備は「D4」と「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」、そして「AF-S TELECONVERTER TC-20E II」だ。


機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」
「AF-S TELECONVERTER TC-20E II」

16:9にトリミング

久しぶりに「撮れた」と思ったカット。早朝コントラストが低い中、朝日に照らされて浮き上がるマシンの「青」が美しい。ピントの狙い位置はただ一つ、ヘルメットだ。

市街地コースだけあってセパン・サーキットのように上段からコースを俯瞰するような条件ではなく、マシンと同じ目線で撮影する事が出来る。しかし問題は「目の前に施されたフェンスと金網」、しかも安全上の観点から「そのフェンスには近づく事すらできなくなっている事」だ。これでは撮影にならない。
しかし、しばらく歩きまわると「メディア関係者用の小さな覗き窓」を発見。この覗き窓はメディア関係者しか近づけないが2m程度後方からならば撮影することは可能。
もちろん、その場所はメディア関係者が張っていたが、後方からメディア関係者の隙間をぬって撮影するという難易度の高い条件だったが、モノに出来た。この一枚がスランプを脱するキッカケになってくれる事を願うばかり。

写真上方に余計な隙間があるので縦方向に16:9にトリミングしたが、横方向はトリミングしていない。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
テレコンバーター AF-S TELECONVERTER TC-20E II
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1/250s
ISO感度 ISO250
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 360mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

これも同じメディア用の窓を通して撮影したもの。どうしても「窓の枠」や「メディア関係者の頭」がフレームに入る事が多く、トリミングしている。

メディア関係者が張っている小さな枠を使って、パーテーションに区切られた後ろから撮影しているので、かなり苦しい体勢での撮影となった。横構図なんだけど、縦位置グリップのシャッターボタンを使って撮影しなければならないような体勢だ。

そんな体勢で安定的に流し撮るのは難しいので、歩留りを考え、少し速めのシャッター速度で撮影している。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
テレコンバーター AF-S TELECONVERTER TC-20E II
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1/200s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 200mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

開催地は「Putrajaya」。

政府機関が集中するいわば日本の霞が関のような街で、立派なモスクや建築物が林立し、ゴミも落ちていない美しい街だ。普段一般道として利用されている道路をサーキットに改造した。

左手に見える箱のような建物は「ピット」。何と、たった一日だけのレースのために即興でピットを作ってしまうとは恐るべし。しかも2階部分はVIP用のレストランまである。

コースはこのように頑強なフェンスで囲まれており、しかもパーテーションによってそのフェンスに近づく事すらできない。撮影者にとっては二重苦の構造だ。それでもパーテーションの後ろからメディア用の覗き窓を利用してマシンを撮影した。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/2000s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 200mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」
トリミングなし
これが今回3指のうちの一本に入るカットとなった。シャッター速度は1/80s。小さな覗き窓の目の前を通り過ぎるモーターマシンを200mmで流し撮った。狙いはヘルメット。後ろから追いすがるマシンもアクセントとなった。
200mm、トリミングなしでこの大きさで写し撮っているという事から200mmレンズをお使いの方であれば、その近さが分かって頂けるだろう。
もしクラッシュして破片とか飛んできたら大怪我、もしくは事故に巻き込まれて死んでもおかしくない近さだった(マジで)。
撮影難易度は相当高く、これをものにするのは相当大変だと我ながら思った。実際問題として、2,000枚近く撮って「撮れた!」と思えるのはたったの10枚程度だった。極論、たった1枚でも撮れていれば残り1,999カットは無駄ではない。そんな心構えでシャッターを切りまくる
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1/80s
ISO感度 ISO100
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 200mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」
「AF-S TELECONVERTER TC-20E II」

これは場所を変えて撮影したカット。斜め後ろからになるが、ここの地点は遮るものがパーテーションのみで比較的撮影しやすかった。

立っている姿勢では「MICHELEN」の看板をバックに入れる事が出来ない。マシンと同じ高さにカメラを構えるべく、あぐらをかいて座り込んで地面スレスレから狙っている。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
テレコンバーター AF-S TELECONVERTER TC-20E II
露出モード 絞り優先オート
絞り F10
露光時間 1/200
ISO感度 ISO100
露出補正 -0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 400mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」
「AF-S TELECONVERTER TC-20E II」

電気自動車のレースなので、モーター特有の「ウィーン」とか「シュー」という音を発しながら、超大トルクでグイグイとマシンが前に押し出されている感じだ。
F1やMOTO GPのようなマジキチスピードではないが、実はめっちゃ速い。

ところで2014年のF1マシンはハイブリッド化されているが、「Formula E」のマシンの方が一歩も二歩も先を行く近未来感を抱かせてくれた。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
テレコンバーター AF-S TELECONVERTER TC-20E II
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1/640s
ISO感度 ISO800
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 400mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」
「AF-S TELECONVERTER TC-20E II」

16:9にトリミング

同じく覗き窓から撮影したカット。今回、どのようなシチュエーションか全く分からなかったので、サンニッパを持たない代わりにテレコンを持っていったのが大正解。かなり役に立ってしまった。

思いの他70-200mm+テレコンの使用感が良かったため、x1.4, x1.7, x2.0のテレコン3セットが欲しくなってしまった。これは、便利だ。

いずれにせよ最近「スランプ」を感じていたが、それを打破する特効薬はとにかく撮影に出かける事だ。どんな最高級のカメラ・レンズを取り揃えても、ただ自宅に座しているだけではスランプは打破できない。今回の撮影がスランプを脱する良い機会になれればと思うんだ。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
テレコンバーター AF-S TELECONVERTER TC-20E II
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 1/800s
ISO感度 ISO400
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 320mm
AFモード AF-C ダイナミック51点
VR ON
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち


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