AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II
in Singapore

先稿にて「70-200mmF2.8GII」 vs 「5814G」の夜景撮り比べ作例を掲載させて頂いたが、「5814G」は勿論のことだが「70-200mmF2.8GII」も素晴らしい性能を持つという事が分かった。比較写真ばかりでは面白くないので、両レンズで撮影したシンガポールの夜景をご紹介させて頂きたいと思う。
ちなみに、誤解の無いように書いておかなければならないのだが、今回は撮影旅行ではなくてあくまで「インドネシア出張」である。無理やり撮影スケジュールを入れたので、かなりの過密スケジュールとなった。

日程的には
日中は通常業務→マレーシア発(夜)→シンガポール着(PM9時)→荷物(20kg)を抱えたままベイサンズで2時間撮影→徒歩でホテルへ(0時着)。
シンガポール発(朝)→インドネシア着(仕事)→シンガポール戻り→ベイサンズ(夜景撮り)→シンガポール発→マレーシア着→PM11時過ぎに帰宅。

書いてみるとシンプルだが実際にこれをやろうとすると慣れていないとまずもって無理という強行(殺人)スケジュール。しかし、厳しいスケジュールだからと言って撮影しなくていいという言い訳にはならないだろう。やろうと思えば撮れる。撮れるのであれば撮っておきたい。以前も述べさせて頂いたが、写真において最も大事なのは200万円オーバーの撮影機材ではない。最も大事なのは「その場(シーン)に立ち会おうとうする、その行動力」だ。忙しいのはみんな同じ。無理を押してでもその場に行かない限りは、何も始まらないだろう。

ところで、何度もシンガポールで同じ夜景を撮り続けていると思われる方もいらっしゃるかもしれないが、ボクはそこに一回訪れただけでいきなり最高のショットをゲットできるほどの撮影技量はないし、いきなり最高のシーンに遭遇できるほどの強運の持ち主でもない。撮影技量も強運もないボクに出来ることと言えば、同じ場所に何度も通いつめて、その場所を「有るを尽くして」撮影する事だけなのだ。

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

焦点距離 85mm
絞り F5.6

この撮影ポイントから85mmで撮影したのは初めての事。ボクはほぼ一貫して単焦点しか使ってこなかったので、ズームでも同じように焦点距離の決め打ちで使いたい。
一番最初に85mmに設定して、次にファインダーを覗きながら最も良い撮影ポイントを探す。そしてファインダーを覗いている間は絶対にズームリングを操作してはならない。それが自分自身に課しているズームレンズ使用上における「ルール」。これはズーミングだけで構図を作った気になってしまうのを防ぐ事を目的としている。例え目の前に柵が有って後ろに引けないとしても、それは守る。
これを一貫して行う事によって初めて、70mm, 85mm, 105mm, 180mm, 200mmの単焦点レンズを持ったことと同じ意味を持つ。

この景色を、85mmで切り撮った。ズーミングには頼らない潔さが、この撮影ポイントにおける新しい構図をもたらしてくれた。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 1.6s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 85mm
AFモード LVモード 拡大鏡 MFフォーカス
VR OFF
ピクチャーコントロール 風景
三脚 小型三脚
レリーズケーブル/ミラーアップ

機種 D4 「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」

絞り F4

太陽が水平線に落ちた直後、一つ一つ街灯りがともり始めた。この瞬間は夜景撮影において、ボクが最も好きな時間帯。このドラマチックな瞬間は、思いのほか短い。その瞬間を、レンズ「5814G」で切り撮った。

近接撮影において絶品ボケを持つ「5814G」だが、超絶な夜景性能をも持ち合わせる。ニコンは、このレンズに二物を与えてくれた。折角ニコンを使っているのであれば、「5814G」は使ってみたい。

「5814G」は、ボクのお勧めレンズだ。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/2s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード LVモード 拡大鏡 MFフォーカス
VR なし
ピクチャーコントロール 風景
三脚 小型三脚
レリーズケーブル/ミラーアップ

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

焦点距離 135mm
絞り F2.8

ガラス玉のオブジェを「70-200mmF2.8GII」の135mmで。

通常1/250は欲しいところだがISO感度が高くなりすぎる。VRをONにして、D4のISO感度を自動制御のやや低速に設定。シャッター速度は1/80sだがブレずにシャッターを切る事が出来た。このような手持ちスナップではVRの恩恵にあずかっても良いだろう。

ISO720を感じさせないD4の高感度耐性も見逃せないポイントだ。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/80s
ISO感度 ISO720 (自動制御やや低速)
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 135mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
VR ON
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

焦点距離 135mm
絞り F5.6

このレンズを購入した動機の一つは夕陽の撮影だ。今回はヘイズと呼ばれる煙害が発生している条件下での撮影だったが、思いのほか夕陽が赤く染まってくれた。それを135mmで切り撮った。

ところで、この段階ではまだ手持ち撮影をしているが、あえてVRはOFFにしている。しっかり撮りたいときこそ、いっそのことVRをOFFにしてしまうのも一つの撮影方法だ。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 1/320s
ISO感度 ISO100
露出補正 -1.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 135mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
VR OFF
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

焦点距離 135mm
絞り F2.8

シンガポール・チャンギ空港のラン園にて。
近接撮影においてドアップを撮るには向いていないレンズだが、この程度なら撮れるし、ボケの質感も良い。

三脚を持ち合わせていないので手持ち撮影。通常手ブレを目立たなくさせるためには1/(焦点距離x2)のシャッター速度を目標としているが、VRをONにすれば1/100でも安心してシャッターが切れる。

ただし、VRが何とかしてくれるだろうと、VR任せの撮影をすると必ずブレる。あくまでVRは補助機能に過ぎないと捉えておきたい。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/100s
ISO感度 ISO900 (自動制御やや低速)
露出補正 -0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 200mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
VR ON
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II」

焦点距離 200mm
絞り F5.6

対岸の「THE FULLERTON HOTEL」を200mmで。ここまで離れると200mmを200mmとして撮れる。

今まで撮れなかったものが、70-200mmを導入する事によって撮れるようになった。70mm, 105mm, 135mm, 180mm, 200mmと焦点距離を変更して撮れるレンズは、ニーニーと比して使い勝手が非常に良いし、小型軽量なのも助かるポイントだ。
レンズ AF-S NIKKOR
70-200mm f/2.8G ED VR II
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 1.6s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 200mm
AFモード LVモード 拡大鏡 MFフォーカス
VR OFF
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚/レリーズケーブル/ミラーアップ

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