ペトロナスツインタワー
夜景
「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」

ボクは大抵の場合、どこかに出かける際は「D4」と「その日、気分なレンズ」を同行させている事が殆どで、仕事以外の要件でカメラを持たずして外出するのが不安になってしまっている程である。そしてマレーシア・クアラルンプール近郊に住んでいると、何かとKLCC周辺に用事が出来たりする。

この日ボクがD4に装着して持ち歩いていたレンズは、究極の広角単焦点レンズ「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」。広角レンズにして開放F値がF1.4、希望小売価格が約30万円。焦点距離24mmの単焦点レンズとしては世界最高峰のうちの一本である。

今回は丁度日没前後の時間帯にKLCCに用事があったので、2414Gでのペトロナスツインタワーの夜景撮影が期待できる。なので、本来ならば三脚もあった方が良いのだが、「別件」でここに来ている以上、三脚までは持ち歩けない。なので、今回は手持ちでのペトロナスツインタワー撮影となった。手持ちと言っても本当に手持ちで長時間露光なんて絶対に出来ない。正確に言うと、手持ちでどこか適当な柵に固定して撮影したものである。
一般的なレンズでは、絞り開放よりもそこから少し絞ったくらいから本来の解像力が発揮されると考えているので、2414Gの絞り開放F値がF1.4は価値があり、安心感がある。何といっても、開放から2段絞ってもまだF2.8もあるのだ。三脚が使えないシチュエーションで、このアドバンテージは大きいだろう。

撮影時間帯は、日没直後に空が藍色に染まる「ブルーモーメント」が発生する19時45分〜20時00分。夜景のスィートスポットの時間帯はたった15分。夜景撮影において、この時間帯を撮り逃すようなことはあってはならないのだ。

機種 D4 AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

絞り F2.8

ペトロナスツインタワーを手持ちで柵に固定して撮影した。このように、細かい線がびっしりと入っている建築物は、僅かなブレも許さない。露光時間中に0.1mmでもブレると不鮮明な画像になる。
手持ちで柵に固定している以上、歩留りが悪い事が想定され、同じカットを10枚以上も撮影した。

開放から2段絞ってなおF2.8の明るさを持ち、この隅々まで均一に写し切る2414Gのパワーには惚れ惚れする。素直に「買ってよかった」と思える一本だ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/2s
ISO感度 ISO200
露出補正 +0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード マニュアルフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 なし。手持ちで柵に固定。

機種 D4 これが今回のベストショット。過去幾度となく撮影してきたペトロナスツインタワーの中でも、3本の指に入るカットになったかもしれない。

画角的にいえば、このような巨大な建築物を目の前にしたとき、大三元超広角ズームの14-24mmf/2.8Gの方がはるかに自由が効く。しかし、2414Gはどうあがいても24mmで構図を作るしかない。そして、ボクはこの制約がとても大事だと考えているんだ。

このカットは手持ちで柵に固定している上に、24mm固定なのでかなり苦しい態勢で撮影している。ズームを使うとパッと構図を決められてしまうが、単焦点にはこの制約があるが故に工夫が生まれ、「ああしてみよう。こうしてみよう。」としている内に、華やかなツインタワーだけではなく、左手前の暗い茂みの中で咲く花の存在に気がついたりできる。
同じような写真しか撮れないと、スランプに陥った方は、是非単焦点レンズにも目を向けて頂けたらと思うんだ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F2.8
露光時間 1/2s
ISO感度 ISO200
露出補正 +0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード コントラストAF
ピクチャーコントロール 風景
三脚 なし。手持ちで柵に固定。


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