Masjid Tuanku Mizan Zainal Abidin
- IRON MOSQUE -

最近の撮影テーマは「Putrajayaの夜景・風景」としている事は、先稿からご紹介させて頂いている通りだが、撮ると決めたからにはとことん撮ってみたいので連日Putrajayaを訪れている。多分、周りから見たら「連日同じ場所に行って何が楽しいの?」と思われるレベルだが、ボクは一回そこに訪れただけで理想的な一枚を撮れる腕も無ければ、素晴らしいシーンに出会えるほど強運の持ち主でもない。自分が不足している部分を補うために出来る事と言えば、そこに何度も通って自分が納得いくまで撮影する事だけなのだ。

ところで、このPutrajayaには大きなモスクが2カ所ある。1つは本ホームページでも何回か登場している「Masjid Putra」、通称ピンクモスク。あと1つは「Masjid Tuanku Mizan Zainal Abidin」、通称アイロンモスクだ。
ピンクモスクについては、時間制限があるものの「shinzou’s Malaysia Life」でもご紹介させて頂いている通り、ムスリム(イスラム教徒)以外にもオープンなモスクであり、入場可能時間帯になると観光客で賑わうモスクだ。その賑わいたるや、その時間帯になると大型のバスが何台も到着する程であり、モスク初心者でも安心して訪れる事が出来る、お勧めのモスクだ。
それに比してアイロンモスクについては、Googleで調べても殆ど情報が出てこない。通常、観光客に開かれたモスクは、入場時間などの案内が検索結果に出てくるものなのだが、何も出てこないのだ。何も出てこないと言う事は、恐らく観光客にはオープンにしていないモスクであろうことは容易に想像がつく。しかし、ダメ元でいいからアイロンモスクに行ってみようと思い立ち、前日夜景を撮影しにPutrajayaに行ったのにも拘(かか)わらず、再度Putrajayaに向かったのであった。ボクの行動指針は「Take action before thinking (考える前に行動) 」。どんなに素晴らしい機材が手元にあったとしても、行動無くして理想の一枚なんて絶対に撮れないだろう。

一般的に言えば、モスクが観光客にオープンにされるのは14時30分が多いのでその30分前、2時ぴったりにアイロンモスクに到着した。しかし、お向かいのピンクモスクは観光客で賑わうのとは対照的に、人気(ひとけ)がほとんど感じられない。「入っていいのかな〜?」と疑心暗鬼状態で、広大な敷地内に足を踏み入れたのだった。なお、今回は日中の訪問につき、3人娘をアシスタントとして同行してもらっている。ちなみに今回の装備は以下である。

D4
AF-S NIKKOR 14-24mmf/2.8G ED
AF-S NIKKOR 24mmf/1.4G ED
AF-S NIKKOR 58mmf/1.4G

慣れたピンクモスクは24mmf/1.4Gでもゆっくりと構図づくりが出来るが、初めて訪れるモスクはスケール感が全く分からないため、大三元・超広角レンズ14-24mmf/2.8Gをお供させており、結果的に大正解だった。

機種 D4 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

絞り F4

正面に見えるのがアイロンモスク。先稿の夜景、2枚目のモスクである。Putrajayaは政府機関が集中している都市なので、シンガポールのようにゴミ一つ落ちていない綺麗さだ。

画像に写っているのが我が家の三人娘。
長女意外は今のところ、春・秋・冬というものを知らない。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/2000s
ISO感度 ISO100
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード AF-C シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

絞り F4

「Masjid Tuanku Mizan Zainal Abidin (アイロンモスク)」に到着するが、観光客らしき者は誰もいない。時間は2時半になっているので、観光客に開かれたモスクであるならば、観光バス・タクシー・客で賑わうのだが、全くそのような雰囲気はなく、厳(おごそ)かな雰囲気を漂わせている。

係員すらおらず、ムスリム(イスラム教徒)ではないボク達が近寄っていいものかどうか、全く不明。明らかに日本人的オーラを放ちまくっているので、入場拒否されるのでは?とビクビクしながら近づいて行った。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/1000s
ISO感度 ISO100
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード AF-S シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

絞り F4

土足でモスクに上がる事は厳禁中の厳禁。途中で靴を脱ぎ、裸足になってソロソロと近づいていく。途中で何人ものイスラム教徒の方々や係員と思しき方とすれ違うが、コチラを気にしている様子はない。

これがアイロン・モスク堂内入り口。

そして、意を決してそろ〜りとモスク堂内に入ってみた結果が以下である。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/800s
ISO感度 ISO100
露出補正 -0.3
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 14mm
AFモード AF-S シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 これぞ圧巻の美しさ。

「アイロンモスク」堂内。息をのむ美しさ・圧倒的な美しさとは、このような事を言うのだろう。観光客なんて誰も居ない。そこに居るのは祈りを捧げるイスラム教徒たちだ。入口セキュリティの方と目が合ったが、注意されるような事はなかった。しかし大勢の人が祈りをささげている中、大きな立ち振る舞いなんて勿論出来ない。
堂内に入ってから試行錯誤したり撮り損ねる事が無いよう、堂内に入る前から考えられる全ての撮影設定(AFモード・絞り値・ISO・露出補正値等)を済ませおき、そろ〜りと堂内に入ったのは正解だった。かなり遠慮しながら、しかしいざ撮影する時はピッと中心を見定めそこに立ち、カメラを構え、構図を決め、完全に水平・垂直を合わせ、撮影の瞬間は息を止め、時間すら止めるつもりで撮影を完了させた。総所要時間は5分程度か。畏れ多くてそれ以上は、お邪魔出来なかった。
※画像をクリックすると大ファイルが開くので興味のある方は参照願いたい。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/100s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 14mm
AFモード AF-S シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

絞り F4

上記写真から少し角度を変えて撮影したもの。このようなシチュエーションでは「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」の独壇場だ。究極の広角単焦点レンズ、「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」を以てしても表現できない「14-24mmf/2.8Gワールド」がここにある。

手持ちで緻密な風景を手ブレさせずに撮影できるのは1/60sが限界。そしてたった一段だけ絞ったF4で、ここまで描き切る「AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED」の描写は流石。このレンズも、ボクの写真を語る上では手放す事が出来ない一本だ。やっぱりこれは、お勧めレンズだ。
※画像をクリックすると大ファイルが開くので興味のある方は参照願いたい。
レンズ AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1/60s
ISO感度 ISO200
露出補正 +1.0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 14mm
AFモード AF-S シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

機種 D4 AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

絞り F8

流石の2414Gも24mmの画角ではアイロンモスクの圧倒的な堂内を写し切る事が出来なかった。折角なので、アイロンモスクから「ISTANA KEHAKIMAN」を2414Gで切り撮った。

その緻密な描写は流石としか言い様がないだろう。

※画像をクリックすると大ファイルが開くので興味のある方は参照願いたい。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F8
露光時間 1/1000s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード AF-S シングルエリアフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 手持ち

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