Putrajayaの夜景
下見撮影

過去の夜景作例を見て頂くとお分かりになると思うが、ボクはシンガポールのマリーナベイエリアやマレーシア・クアラルンプールのペトロナスツインタワーなど、夜景撮影において同じ場所に何度も訪れて、繰り返し撮影する事が多い。これは、例え同じ場所・同じカメラ・同じレンズで撮影したとしても、その日の空の色が濃い藍色だったり、ピンクを帯びていたり、雲の形が違っていたり、太陽の位置が違っていたりして、100回通えば100通りの表情を見せるからだ。もちろん、通うたびに新しい構図を発見出来るだろう。また、空が曇っていたり、大気汚染で霞がかかっていて思うような撮影が出来なかったり、端正な構図で撮れていなかったり、厳密に見ると僅かにブレていたり、意図していた絞りや露出で撮っていなかったりする事も多い。一回その夜景を撮って満足するのではなくて、同じ場所に出来る限り通うことが、まだ見ぬ理想の一枚をゲットする近道になると思っているからこそ、何度も同じ場所に足を運んでいるのだ。
とは言っても、シンガポールのマリーナベイエリアやツインタワーは「あまりにも通いすぎた感」があるのは事実なので、新たな夜景スポットを開拓すべく、お次は「Putrajayaの夜景」をターゲットにしたいと考えている。Putrajayaは先に紹介したMasjid Putra、通称ピンクモスクがライトアップされているなど、人気の夜景スポットだ。

ところで、夜景スポットとして第一に考慮されるべきなのは、煌(きら)びやかさでも華やかさでもない。最も大事なのは、そこが「安全」であるということだ。絶対に安全だと言える場所はこの世には存在しないのだが、シンガポールの夜景スポットは体感上かなり治安が良いと考えている。またマレーシアを代表する夜景スポット、ペトロナスツインタワーも多数の観光客と、警備員が配置されているので、一般的な市街地と比べれば安全だと思われる。
対してPutrajayaはどうかと言うと、Putrajayaは観光地かつ政府機関が集中している場所なのだが、「こんなところで100万円を超す装備で夜景撮影していて安全ですか?」と問われれば、ボクには分からない。一つだけ言える事はシンガポールの夜景撮影よりも安全ではない事だけは確かであり、夜中に、不慣れな土地で周囲を顧みず裏道に入って行くなんて事は以ての外だろう。まずは観光客が多いところから始め、様子を見ながら活動範囲を広げて行く必要がある。そんな訳で、今回は下見の意味を込めてPutrajayaの夜景を撮影してきたので以下にご紹介したい。

Putrajayaでの初めての夜景撮影だった事に加え、いざ撮影を開始しようとしたら雨が降り始めてしまって追い込んだ撮影が全く出来なかった。結局、ボクのイメージとは違う結果になってしまったが、それも写真の面白さの一つ。Putrajayaは距離にして約40kmとそれなりに離れたエリアにあるが、それでもクルマで40分程度で到着できる。距離的には遠くても、大渋滞エリアに突っ込まざるを得ないペトロナスツインタワーより、時間的には近いと言える。今回の下見で、Putrajayaの夜景には秘めたるポテンシャルがある事が分かったので、暫くはPutrajayaの夜景をテーマとして撮影したいと思っているんだ。

機種 D4 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

絞り F4

時間は19時45分。
Masjid Putra「ピンクモスク」を撮影した。

そろそろ撮影に取り掛かろうと思った矢先、かなりの雨が降ってきてしまった。降りしきる雨の中、傘を差しながら撮影したものだ。条件が良ければ、日没直後に空の色がドラマチックに変化する時間帯だが、この日はこの空の色を出すのが限界だった。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 1.6s
ISO感度 ISO200
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード LVモード MFフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚/ミラーアップ/レリーズケーブル

機種 D4 AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G

絞り F5.6

上記写真から、ほんの数分後に撮影したカット。雨が降り、雲に覆われているので、ブルーモーメントは一瞬で終わる。この1、2分後のカットでは、色の無い空になってしまった。
レンズ AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
露出モード 絞り優先オート
絞り F5.6
露光時間 4s
ISO感度 ISO200
露出補正 +0.7
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 58mm
AFモード LVモード MFフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚/ミラーアップ/レリーズケーブル

機種 D4 AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED

絞り F4

5814Gは究極の夜景レンズだが、2414Gが持つ夜景性能の片鱗を見せつけてくれた一枚だ。何といっても、このカットが2414Gで撮影した「初めての夜景カット」なのだ。最初の一枚でこのパワー。降りしきる雨の中で撮影したので、追い込んだ構図が作れなかったのだが、今回は下見目的での撮影だったので、ここまで撮れれればOKだ。

ちなみに、この場所は昼間に訪れた際に目を付けていた場所であり、2414Gで撮影しようと思っていた場所だ。
レンズ AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
露出モード 絞り優先オート
絞り F4
露光時間 4s
ISO感度 ISO100
露出補正 0
測光モード マルチパターン測光
焦点距離 24mm
AFモード LVモード MFフォーカス
ピクチャーコントロール 風景
三脚 三脚/ミラーアップ/レリーズケーブル

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