shinzou's Malaysia Life

マレーシアの交通事情 -その2-
それぞれの国にはそれぞれの交通事情ってものがある。日本のような道路もあれば、アメリカのように左ハンドル・右側通行、マイル表示で一つの州が日本の本土ほどもある国もあれば、イタリアのように石畳の上を走る国もある。国が違えば、文化・習慣・経済・時代背景が異なるため、交通事情も大きく違って当然であろう。では、マレーシアの交通事情はどうであろうか。

ボクが考えるに、マレーシアは日本人にとってかなり違和感が少なく運転できる、国際免許初心者にはもってこいの国だと思う。まず第一に、右ハンドル左側通行、速度はキロメートル表示と、日本と全く同じ形式が採用されていることが挙げられる。ボク達日本人がマレーシアと言う国を運転することを考えた場合、これは大変助かる。もしこれが左ハンドル・右側通行・マイル表示だったら、おっかなくて運転できなかっただろう。また、クラクションを殆ど鳴らさないため、意外なほどに静かだったりする。クラクションを聞く回数は日本並みに少ないと思う。経験上、クラクションが多いと感じるのは、タイ・シンガポールだ。

勿論違いも多々ある。

まず第一に、日本と比べて道幅が広く、車線が多い事。日本の高速道では中央分離帯で仕切られた一方通行方式が採用されているが、マレーシアの場合は一般道すらも中央分離帯で仕切られており、車線は2〜4車線もあるうえに信号がない。つまり、速度域が日本と比べてかなり速いことを意味する。
左の画像は極めてよくある一般道であるが、この道、どう考えたって時速100キロは軽く出ちゃうでしょう。実際みんなガンガン飛ばす。マレー人は非常にのんびりした穏やかな性格を持っていると思うが、ひとたび車に乗ると性格が豹変する。


次に、クルマの台数がメッチャ多い。15年程度前はそうでもなかったようだが、この数年の経済成長によりクルマの台数が飛躍的に増えたそうだ。
通勤ラッシュ時の車の混雑は半端ではない。この場合、車線と言う概念は無くなり、クルマ一台分のすき間があればそこにゴリゴリ入ってくる。基本的に譲り合いの精神ゼロ。クルマの頭を入れたものが勝ちの世界である。「あ。どうぞお先に・・・。」なんて遠慮してたら際限なく前に入ってこられて自分が進めなくなる。
路肩走行は極めて普通に行われており、そこからの割り込みも当たり前。日本国内で一般道の路肩を走行したうえに割り込みなんてした日には大ひんしゅくを買う事になるが、その程度の割り込みではクラクションすら鳴らされない。あまりにも普通なので・・・・。

ラウンドアバウト
イギリス統治時代の影響と思われるが、マレーシアにはラウンドアバウトと呼ばれる信号のない交差点が点在している。多分、日本にはラウンドアバウトがないと思われるので、殆どの方は初めて聞く名前かと思われるが、ウィキペディアに詳しく掲載されているので、興味のある方はココを参照されたい。慣れてしまえばどうって事は無いのだが、始めてこれを見たときどのように走ればよいのか分からずかなり戸惑った。
ちなみに、譲り合いの精神ゼロのマレーシアではラウンドアバウトで渋滞が起こっていることが多数。

信号
日本に比べて信号の数は圧倒的に少ないが、勿論信号も存在している。この信号が曲者。日本の場合、対向車線側も同時に青になるので、(マレーシアに比べると)待ち時間は少ない。しかしマレーシアの場合は一つの車線ずつ青になっていくので、3回も待たなければならない。なので待ち時間がひじょーーーーーーーーに長くなる。これ渋滞や信号無視の元凶となっていると思う。
また、落雷の後などは信号が”落ちて消えている”場合があるので夜中の知らない道を走る場合は注意が必要。
T字路の場合、右折側にしか信号が無く、直進側は常に青になっているのが怖いなど、日本と異なる点は多数あるので、慣れが必要。

バイク
もっとも注意を払わなければならないのがバイクの存在。豊かになっているマレーシアと言えども、やはり125ccクラスの小型バイクの数は日本の比ではない。ラッシュ時などは小型バイクの大群が猛スピードですり抜けてゆく。現地の方々は阿吽の呼吸でウィンカーなど出さずに運転しているが、ボク達よそ者は左右前後の確認を常に怠らず、ウィンカーを早めに出して事故を未然に防ぐことが必要。これ絶対。

道路
道路はでかくて広いが、かなりテキトーに作ってある。アスファルトが敷いてあればいいや程度の仕事ぶり。また車線が消えてたり、逆に旧い車線がそのまま斜めに残っていたりする。日本の道路と比べると、穴やガタが多い。
また、住宅街に入るとバンプがそこら中に仕掛けてある。夜間気付かずにバンプに突っ込むとジャンプして天井に頭を打つことになる。ポルシェならともかく、フェラーリといった超低車高のクルマは非常に苦労していると思う。

道路は網の目のように張り巡らされており、ひとたび道を間違えると、とんでもないことになる。日本国内の場合は標識が読めるから良いとして、マレーシアでは何て書いてあるか良く分からないのでGPSは必須。

例えば左の標識、時速80キロで走っていてどちらに行けば瞬時に判断するのは慣れていないとムリ。選択を間違えると、とんでもない方向に行ってしまい、復帰にとんでもなく時間がかかる。

いろいろ違いを書いてしまったが、慣れてしまえばどうってことは無いものばかりだ。逆に、日本に帰った時に紳士的な運転ができるかどうか、むしろそれが心配なんだ。

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