試乗の部屋
ハーレー選びで最も大切だと思う事

ハーレーに乗りたいと思った理由は人それぞれですが、ハーレー選びで大切だと思っている事を書きたいと思います。

現実問題として、今あなたが狙っているモデルは、あなたがまだ気が付いていない理想的なハーレーではない、もしくは「ならない」可能性があります。
納車してから、「あれ?何か違う・・・。」と思い、その後カスタムしても理想に近づけない事実に愕然とする。その時点でもう遅いのです。この様な事例は多々あります。
その場合、そのモデルの全てを享受して乗り続けるか、我慢出来なければ買い換えになります。
残念ながら、これは全てのハーレーにおいて起こりうる事です。
言い換えると、この世の全ての人の理想に当てはまるハーレーなんて無いのです。

最も危険な買い方は、とにかくハーレーに乗りたくて、見切り発車で買った。
これが一番危険で、その後、買い換えた。と言うのは経済的にも精神的にもダメージが大きいと思います。

それでは、どうやってハーレーを選べばよいのか?
実は、意外に簡単です。

ハーレー選びにあたって、最初にしなければならない事。
それはカタログを眺める事ではありません

「静かに目を閉じ、右手を胸に当て、ハーレーに何を求めているか整理する」のです。

これができていないと、とてもじゃないけどハーレーは選べません。
漠然としているかもしれませんが、漠然としていた状態では危険です。
それを人に説明できるまでイメージするのです。

ハーレーに求める物として、以下の3つが挙げられます。
(1)機能的基準
(2)外見的基準
(3)内面的基準

(1)機能的基準
この基準だけで選ぶ場合は簡単です。機能でハーレーを選ぶので、その機能に合ったハーレーを選べば良いのです。機能の一例としてツアーパックなどです。その機能を満たしてさえいれば、後は何を選んでも失敗しない事になります。

(2)外見的基準
外見的な基準のみで選ぶ人もそんなに苦労は無いでしょう。自分が好きな外見だったら、何でも良いのです。また、カスタムで解決できる場合がほとんどです。ただ、ハーレーの外見だけが欲しいと言う人は少なく、本人も気が付かない深層心理で内面的な理想を持っている人がほとんどです。

(3)内面的基準
いわば、乗って感じる部分。カタログにはでにくい。元々あやふやな基準なので、周囲の情報に左右されやすく、多くの誤解が生まれる。最も難しく、しかし重要な基準です。また、その後のカスタムではどうしようもない要素が多い。
例を少し挙げてみると、
・スムーズさ?ゴツさ?
・振動に拘りは?
・高回転型か?低回転型か?どっちを好きになりそう?
・三拍子は?
・キャブとインジェクションはどっちが好き?

この様な点に注意を払って、自分がどんなハーレーに乗りたいか具体的に説明できなければなりません。ハーレーと言う「ブランド」が欲しいだけではない筈で、モヤモヤした点を整理しましょう。

整理が出来たら後は簡単です。

最新型のTC88からナックルまで、100年の歴史を誇る豊富なラインナップの中の一台を選べばよいのです。イメージ通りの車両が新車でラインナップされているのが理想ですが、この際、新車や中古といった拘りは二の次で、とにかく理想を追い求めて欲しい。と言うのが個人的な意見です。
イメージ通りの車両が無かったら、言葉が悪くて申し訳ないのですが、勉強不足です。また、一般的に認知されているハーレーとはかけ離れた物をイメージしているのかもしれません。
ラインナップやそれぞれの違いについての情報収集は、雑誌、HP、友人の話等が有効でしょう。また、営利意外にも真剣に相談に乗ってくれる人かどうか。その見極めが大切になります。

さて、イメージに当てはまる車両が、例えば「TC88のローライダー」になったとします。
そうしたら、ローライダーの事を調べまくるのです。
カタログ・雑誌に穴が開くほど見るのです。
試乗も有効です。
ローライダーがイメージ通りのモデルか、またはイメージに近づけるカスタムが可能か?等です。
そして、何度も何度もイメージを反芻(はんすう)して確認するのです。
「どう考えたって、最後の最後はローライダーになる!ローライダーしかない!」と思えたら、あなたのハーレー選びはほぼ100%成功です。
そこまで考察して初めてハーレー選びが出来るのです。
そこまでやったら、後は誰に何を言われようが、自信を持って「俺にはこれしかない!」と言えるようになるでしょう。

因みに、進ゾウがハーレーを購入するに当たってよく読んだ雑誌がこれです。
穴が開くほど何回も読みました。文字通り、ボロボロ。

ハーレー関係の雑誌の殆どは処分したが、この雑誌は処分しなかった。いや、できなかったのだ。
目を閉じてパカッと開くと、自動的にファットボーイのページが開く。クセがついているのだ。
このページを見て何万回溜息をついたことだろう・・・。


あなたが狙っているモデルは、ここまで惚れ込めるだろうか?

そんなに慎重にならなくてイイよ〜。
って思うかもしれませんが、あなたはたかがオートバイに250万円も払うのです。
石橋を叩いて、叩きすぎる事はないのです。
しつこいようですが、一番大事なのは、「自分はこんなハーレーを求めている!こんな風にしたい!」と将来的なビジョンをハッキリ持つ事が大事かと思います。

以上が、進ゾウの考えるハーレーの選び方です。この選び方が100%合っているとは思いませんが、間違ってもいないと思います。是非、あなたの理想に合ったハーレーを見つけ出してください。進ゾウはハーレーダビッドソンを手放してしまいましたが、コレだけは声を大にして言えます。進ゾウのハーレー選びは間違っていなかったと。

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