フロントフォークオーバーホールとその効果

納車した1999年2月から数えて6年経った我がファットボーイは、走行距離も48,000KMになりました。6年も経つと、どんな車もヤレてきます。過酷な環境下にさらされるオートバイなら尚更の事で、250ccクラスならば結構「キテ」くる年頃です。そんな事を思いながら我がファットボーイを改めて見ると、なるほど、進ゾウと連れ添った6年分の凹み・傷・錆を隠す事は出来ず、6年前の「あの頃」の輝きはありません。
雪にさらされる EGオイル漏れ ホイール錆 逝ってるローター
デジカメで撮影:SONY サイバーショット

しかし、進ゾウのオートバイは単なるオートバイではなく、あのハーレーダビッドソンであります。ハーレーダビッドソンが持つ風格・雰囲気が廃れてしまう事は決して無く、むしろその存在感を増してきた様にも思えます。
撮影DATA
Nikon:F100
Nikkor28-105mm
Nikkor35mmf2D
Film:PROVIA100F

そんなハーレーダビッドソンですが、たとえ風格を身にまとったとしてもメンテナンスを怠ってしまえば、ものの数年で鉄クズとなってしまうでしょう。事実、進ゾウのファットボーイは結構「キテ」いるであろう箇所がありました。それがフロントフォークを中心とした「足回り」です。4年間もフォークオイルを換えた事が無く、その他の箇所も整備らしい整備をしてもらった記憶がありません。見ていたのは空気圧くらいでしょうか・・・・・・。
ノーメンテナンス期間が長くなるうちに、わずかな「ブレ」が生じ、それが積もり積もって調子を崩し始めました。まず、マンホールやバンプなどのギャップを拾うと、「ガタガタッ!」という手応えに変わりました。この「ガタガタッ!」はフォークが上下にストロークする「ガタガタッ!」ではなく、何と言うか、「横揺れ」の感触です。曲がる時の「粘り」もなくなりました。手放し運転すると、「グラグラ」揺れるのも気になります。試乗で乗るハーレーは「ピターーー!」と路面に吸い付きますが、進ゾウのファットボーイはそれらとは明らかに変わってしまったのです。
そんな訳で、車検をきっかけとして、フロントフォークを中心とした足回りのオーバーホールを依頼しました。フロントフォークはシール類など沢山の部品から構成されており、それらの一つ一つは決して高額ではありません。それらの部品代をケチって中途半端に終わらすのは得策ではなく、やるなら全部やる事にしました。そのメニューは以下の通りです。

フロントフォークOH フォークオイル
ブッシュスライダー
ブッシュスライダーチューブ
オイルシール
チューブプラグO-リング
ステアリングヘッドベアリング交換 ローラーベアリング
ダストシール
フロントハブベアリング交換 ハブベアリング
ダストシール
リヤハブベアリング交換 ハブベアリング
ダストシール
ディスクローター交換 リヤディスクローター
スクリュー

フロントフォーク全バラ、ホイールベアリングも前後交換、さらに鉄パッドで秋田のバイブズミーティングに行ってしまい、文字通り逝ってしまったリアディスクローターも交換しました。ただ、ディスクローターを新品で購入すると2万円以上するので、ヤフーオークションを使って全く同じローターを中古3100円でゲットして安く済ませました。深い雪と凍りつく様な寒さで、とてもじゃないけど乗れない時期が続きましたが、3月も終りに近づくと乗れるようになってきました。そんな訳で、遅ればせながら足回りをオーバーホールした感想を書きたいと思います。

まず、車検と同時に行ったハンドルカスタムの結果、全く違うポジションとスイッチ操作に戸惑っていました(最近は大分慣れました)。肝心の足回りオーバーホールの感想ですが、ギャップを拾った時の感触が歴然と変わりました。「ガタガタッ!」から「コクッ!コクッ!」という感触です。今までは「ガタガタッ!」がイヤで、ギャップを避けながら走っていましたが、多少のギャップは気にせず快適に走れます。ブレーキタッチも変わり、フォークとブレーキの相互関係の重要さを体感できました。交差点に突っ込んでラフに倒しこんでも不安感はありません。また、心理的要素として「コレで暫くは安心だ。」という安泰感も得られました。これって車、特にオートバイには重要な要素だと思います。総じて、新車の感触に近くなった足回りに相当の満足感を得られ、「やってよかった」と思っております。

ハーレーダビッドソンは普通のオートバイと違って、外車であり高級車であります。一般的に外車は国産車よりもメンテナンス回数は多くなりますし、高級車であるが故に整備費用もかかってしまいます。その整備費用が出せない事なんて、しょっちゅうです。しかし、やる時はやらないと高級車も価値無しのボロに成り下がってしまう気がします。何よりも、数ある外車の中でもハーレーダビッドソンは趣向そのものであり、だからこそ買ってしまったからにはそれを維持・管理する責務が生じると思っています。なので、今回のカスタムで少なからずその責務を果たせたかな?と思う進ゾウでした。

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