「DYNA-Sの部屋」
〜だいなえすって、何?〜

昔ながらの空冷OHVを頑なに守り続けるハーレーも、近年のハイパワー・モアコンフォタブル(快適化)への進化は目覚しい物があります。その象徴が、な・な・な・なんと!スポーツスターまでもがラバーマウント化!

しかし、そんな現在でも多くのハーレーオーナーにとって、一昔前のハーレー(ショベル)が奏でる、あの魅惑の三拍子はどうしようもなく魅力的だとも思うのであります。
ノーマル点火のままではエボリューションもツインカムも、あの三拍子は出ない(と思う)のです。
そこで登場するのが、今回のパーツ、「DYNA-S」
「DYNA-Sって何?」
うーん・・・。何でしょう・・・。
進ゾウの解釈は、「デジタル式の点火から、一昔前のアナログな点火方式にしてやる事により、味わい深いエンジンにするパーツ。」と、勝手に思っております。本当の定義は知りません(汗)。プロじゃないんで・・・(逃)。
DYNA-Sで手に入るものは、「三拍子」「簡単に高回転仕様・低回転仕様に変えられる」でイイのかな・・・。

掲示板にもDYNA-Sについての御相談が1・2週間に一度のペースで来ていたので、DYNA-Sの部屋を作ったのです。
DYNA-Sについて、なんにも知らない・見た事すらも無い方にとっては、遠い存在の部品です。進ゾウが昔そうだった様に・・・・。
装飾パーツで終わらず、マフラー、キャブ等のようにエンジン性能に直接関わってくるパーツだから、心配なのも当然の事です。
そんな不安を取り除くために、その取り付け方法を通して、どんな物か少しは分かって頂けたらと思います。
因みに、このダイナS、ツインカム88には取り付け不可能です。
ツインカムオーナーの方は、慌ててネットオークションとかで購入しないように気をつけて下さいね(^^;。

ダイナS(デュアルファイア)の取り付け
今回の実験車両は勿論、進ゾウの愛車「’99 EVOLUTION FAT BOY」です。
御存知でしょうが、既にDYNA-Sは取り付けてあるのです。
が、まあ、復習の意味も含めて、バラして組み直しました。
よって、純正部品の取り外しの写真がありませんので御容赦下さい。
※ポイントカバーの取り付けには気をつけて下さい(重要)。読めば分かります。
DYNA-Sを取り付けるには、純正のポイントカバーを外さなくてはなりません。
しかし困った!
「リベット」で止めてあるから外せない!

ここは慌てず、マイナスドライバー等でリベットを破壊して、ポイントカバーを取っちゃいましょう。

このポイントカバーの再利用は考えない方が良いです。ダイナSを取り付けた後は、Vの字を横にして取り付けるようになるためです。
ポイントカバーを外すと、純正の点火装置(プレート)が顔を出します。そこから3本の線がでていて、コネクタと繋がっています。
勇気を出して「配線をブッタ切って」純正点火装置を外しましょう。進ゾウは純正点火装置を不燃物として捨ててしまったみたいで、写真、無いデス(汗)。純正点火はいかにもデジタルっぽい感じです。
勇気がいる作業ですよ。自分のハーレーが「傷物」になるので、よく考えてから行いましょうね。
※コネクタを外すだけで取れるならそうしましょう。
純正点火のプレートを取り外したら、中央のボルトを外し、お椀状の回転ユニットを取り外す。

何をどうしたか覚えていないのですが、とにかくポイントカバーの中身が、この様に何も無い状態に持っていきましょう。

ポイントカバーの中ってこんな感じなんですよ。
進ゾウも4年ぶりに見ました(笑)。
これが、進ゾウお勧めのDYNA-S。→

この写真には載っていないのですが、他にコイルとプレートみたいな部品で構成されます。

DYNA-Sってこんな少ない部品で構成されているのですよ。単純〜。

取り付けは簡単。
知っていたら30分の作業。
アドバンストユニットを取り付けます。
赤丸印のポチがガイドになっています。
@とAの写真のお互いのガイドを合わせるのです。この方向にしか取り付け出来ないようになっているので、迷う事は無いと思われます。

チョコっと差し込んだだけでOK。
やれば分かります。

※180度逆(上下逆)に取り付けできるかも。その場合はこのユニットが「カクカク動く」事が出来ません。動く事が出来るように取り付けです。
これは?

何のためにあるか聞かないで下さいね(笑)。

進ゾウも知りません(笑)。
とにかく、この変なのをこうやって差し込みます。

長い穴の方が下 です(多分)。時と場合によって斜めに入ったりするかも。

これもそうしないと取り付けが出来ないので迷う事が無いデス。

これもやれば、「ああ、こうか。」ってすぐに分かります。
長いネジ。
長いネジを差し込んで、回して締めます。
締め付けすぎて折れた!
と聞いた事があるので、締めすぎには注意ですが、普通に締めれば問題ないです。

純正ではお椀状の回転ユニットが取り付けられていたネジです。
お次は、このプレートをセットします。

その前に配線を写真のように取り回してあげましょう。
こんな感じにセットします。

簡単です。

純正点火のデジタル式より、アナログチックなこっちの方が進ゾウ好みです。
赤丸印のネジでプレートを固定します。

プレートの角度を調整することによって、
「高回転ブチ回り仕様」
「低回転ドコドコ仕様」
に変えることが出来る
のです。
実際、全然変わります。それだけでもなんか嬉しい機能ですね。だって、とても単純なんだもん。

そして、アイドリングの調子も変わります。
最後はコイルに配線を繋がなくてはいけません。
このように、白と青の配線があります。

ここの結線は十分に気をつけてください。配線を逆に繋ぐと、一瞬で「パンク」してしまうとの事です。しかも、左の写真の青と白が逆転しているタイプもあるそうです。取扱説明書をよーく見て行ってください。
その配線をココを通して・・・・。

コイルに持っていきましょう。
DYNA-Sに換えると、コイルも純正は使いません。DYNAの5オームコイルを取り付けとけば間違いないです。分からなかったら、通販ショップ等に聞いてその通りのものを買えばイイでしょう。
3オームはレース用でパンクしやすいみたい。
3オームも5オームも経験があるのですが、その違いを体感できませんでした。

白コードを上(+)側に、青いのを下(−)側に。
もう1本コードが付いていますが、これはスターターらしいです。ディーラーに聞いて、こうしたような記憶があります。
青いコードを下側に。

※進ゾウのはこれで動きますが、全てのダイナSに適用できるかまでは分かりません。自身の取扱説明書をよく見て結線してください。
後は、コイルからプラグコードを伸ばして、プラグに繋いで。

純正のプラグコードもそのまま使えます。
最後の最後に気をつけなくてはならないのが、ポイントカバーです。
この真中のネジ。曲者です。
動作時はクルクル回るのですが、平べったいポイントカバーを使用すると、このネジに当たって擦れてしまうのです(重要)
取り付けたら、外から全く分からないので、気が付いたら摩擦がかかりすぎて破損した。などがないように気をつけて下さい。
写真のように、ホームセンターに行って、自作のパッキンを作り、「底上げ」すれば問題ないです。
底上げしたら、ポイントカバーを取り付けます。

純正のポイントカバーを取り付けると、「V」ではなくて「>」または「<」になりますので、後付けパーツに交換をお勧めします。
お次は純正のイグニッションモジュールを取り外します。
って、撮影のためにシートを開けてみたら、
「繋がったままジャン!!」
繋ぎっ放しで4年間走ってたのね(笑)。
このコネクタをカパッてはずすだけです。
このモジュールは取っ払ってもいいのですが、物置にあっても邪魔なので、そのまま取り付けたままにしておきます。

以上でダイナSの取り付けは終わりです。
知っていたら30分程度の作業ではないでしょうか。大した道具も必要ないし。
誰にでも出来るので挑戦してみましょう。

しかし今回改めて見て、その単純な構造にビックリ。
こんなので動いちゃうハーレーって一体・・・・?
やっちゃえば簡単なんです。
特殊工具などは一切必要なし。
マイナスドライバー1本と、モンキーレンチ1本で事足ります。

DYNA-Sのセッティング
ダイナS自体は単純だから、そのセッティングは簡単だと思っております。
早く言えば、プレートを左右に動かすだけです。

しかし、最適な純正デジタル点火と違ってアナログなので、
キャブ・マフラー・ダイナSが三位一体となったセッティングが必要になるかもしれません。

進ゾウも、長い間苦しんだものです・・・・。
ダイナSにしてから、絶好調!ってのが分からなくなったのです。
昔の進ゾウのハーレーは、それはそれは、最強に調子の悪いハーレーで有名
そうですねー。バッテリーを一年でお釈迦にする程、すぐ止まったなー。
寒い時なんて、中国の爆竹祭りみたいなバックファイア百連発

しかし、上手くすれば、すっごく調子がイイ、ご機嫌なハーレーになるのです。
絶対に!

進ゾウがお勧めする、三位一体は
「SUキャブ + ダイナS + シガーマフラー」
そう、まさしく現在の進ゾウのハーレーそのものであり、定番中の定番でもあります。
ムッチャクチャに調子が良いです。

特に、「SUキャブとダイナS」の組み合わせはお勧め。
完全にエンジンが温まると、「シュタコン・シュタコン・シュタコン・・・」と、
キャブの吸気音と排気音の独特なハーモニーが楽しめます。


エンジン一発始動・安定的な三拍子・バックファイア無し

勿論、仲間のエボのハーレーは皆、CVキャブ+ダイナSの組み合わせで
鬼のような三拍子を刻んでいるので、SUキャブじゃないとダメって事は全然無いデス。

とにかく、調子が悪いのならば、何か原因があるはずで、それをブッ倒しましょう
その暁には、魅惑の三拍子が手に入るのです。
ダイナS取り付け図


純正点火結線図(適当なので信用しないで下さい)

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